夜のお出かけ

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小学校低学年のほんの一時、まだ幼かった私を甘美な、夢の様な世界に連れて行ってくれた、祖父との懐かしい想い出があります。

後になって思えば、それは大衆演劇

父方の祖父母の家が東京銀座の先、墨田川に架かる、かちどき橋を渡った築地という所にありました。

今でこそ、高層ビルやマンションが立ち並び、全く面影はありませんが、その頃はかちどき橋を渡ると、都会の喧騒が嘘の様に感じる、下町風情が漂う、のんびりと静かな街でした。

私の両親は長男、長女で、私は初孫の女の子でしたので夏休み等のまとまったお休みがあると「お泊りにいらっしゃい」と呼んでくれました。両親と違い、手放しで甘やかしてくれる祖父母とのひと時は楽しみでした。

夜のお出かけ

ちょっと、遊び好きの祖父は私にかこつけて、夕食が終わると夜の街へと私を連れ出してくれました。幼い私にとって、夜のお出かけはとても魅力的な事。祖父と手をつなぎ、薄暗くなった街のはずれにある、小さな芝居小屋へと向かいます。

入口でラムネを買ってもらい座布団を受け取ると、狭い座敷に詰め合わせて座ります。舞台と客席も間近で、演じる役者さんの息づかいやドーランの甘い香りに、私は買ってもらったラムネを飲むのも忘れて、不思議な世界に吸い込まれていきました。何故か、祖父とふたりで、秘密の世界を共有している。そんな感覚もありました。

懐かしく、思い出すと、鼻の奥がつ~んとする、やさしかった祖父との想い出です。

その、影響かどうかはわかりませんが、今でも劇団四季の公演やお芝居は大好きで、たまに友人と楽しんでいます。

夜の世界は独特な匂いがありますよね。目に映るもの、肌で感じるもの、お日様の下では到底体感出来ない、不思議な雰囲気があります。

もうすぐ結婚記念日♡いつもは小旅行に出かけるのですが、普段行けない、ちょっとおしゃれなレストランにディナーの予約をして、夜のお出かけもいいかしら♪ なんて思っています。

主人に日ごろの感謝を込めて・・

✨今日も最後までお読み頂きありがとうございました✨