母から娘へ~暮らしの手帖~

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ひと月に一度の実家訪問をして来ました。

母の元気な笑顔に会えて一安心。ふと本棚に目をやると、私が幼い頃からの母の愛読書がありました。

暮らしの手帖です。

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二か月に1度発行のこの本を母はとても楽しみにしていました。

暮らしの手帖

1946年5月に花森安治大橋鎭子さんが銀座に設立した衣装研究所から「スタイルブック」を発行。

戦争の爪痕が残る混乱期に物の無い時代でも、おしゃれに美しく暮らしたい、と願う女性への服飾の提案雑誌として、着物をほどいて作る、「直線裁ちの服」を紹介。

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1948年に健康を支える「食」・家庭を守る「住」を取り入れ「美しい暮らしの手帖」、「暮らしの手帖」へと誌名を変更。

暮らしの手帖の名称になってからは生活者の立場に立ち、本当に良い物を製造してもらいたいという願いから、広告は一切排除し、実名を挙げ「商品テスト」に着手します。

日用品・電化製品、家で実際に使う様に何度もテストを繰り返します。

ベビーカーのテストは炎天下に、100㎞を押して歩き。結論を出したそうです。

私は花森さんの表紙が大好きでした。

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あらゆる画材・技法・独特な色使いを駆使して、あたたかみのある世界が描かれているのです。

カリスマ編集長・文筆家・イラストレーターとして尽くされましたが、残念ながら66歳の若さで亡くなられています。

一方大橋さんは日常のささやかな出来事や暮らしのこまやかな愛情を綴った「すてきなあなたに」を連載するなど、93歳で亡くなるまで、情熱的で人間味あふれた人柄で誌面作りに関与されました。

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・多くの女性の暮らしを良くしたい

・一人一人が暮らしを大切にする事によって、平和な世の中にしたい

そんな花森安治大橋鎭子さんお二人のぶれない理念が半世紀以上過ぎた今も私達に

毎日を丁寧に大切に過ごす、当たり前の日々が宝物

と教えてくれる、教科書の様な一冊になっていると感じています。

親から子へと読み継がれて行く貴重な冊子。

これからも母と共に大切にしていきたい一冊です。

おまけ

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実家の近所で買い求めた芸術的な和菓子

金魚・芙蓉・うりぼう・千草(だったかな?)

目で楽しみ、上品な甘みに癒され、母と二人で、熱いお煎茶と共に頂きました。ごちそうさまでした。

✨今日も最後までお読み頂きありがとうございました✨